展示連動型と本番安定型は、同じ指標では測れない
展示の数字が本番にも出やすい選手はいるのか。選手別の相関と、本番スタートそのものの安定性を別々に調べました。
展示STと本番STの関係は全体では弱い。それでも選手ごとに見れば、展示の動きが本番にも出やすい人がいるのではないか。通常展示と通常本番STの組が500走以上ある1,189選手を調べました。
強い「展示連動型」は、ほとんどいない
0.0261,189選手の相関中央値。0.20以上は2人だけだった。
| 選手 | 対象数 | 相関 | 前半 / 後半 |
|---|---|---|---|
| 片橋幸貴 | 539 | 0.235 | 0.117 / 0.337 |
| 占部一真 | 560 | 0.231 | 0.259 / 0.173 |
| 長谷川晴哉 | 693 | 0.183 | 0.230 / 0.090 |
| 竹間隆晟 | 649 | 0.178 | 0.219 / 0.120 |
片橋幸貴と占部一真は前半・後半の両期間で正の相関が続きました。ただし相関0.23でも、本番STの変動の大部分は説明できません。「他選手より展示を少し強く見る候補」です。
「連動」と「安定」は別の特徴
展示と本番が連動することと、本番STそのものが毎回安定していることは同じではありません。
本番が安定して速い候補には、片岡雅裕、松村敏、菊地孝平、原田幸哉、石渡鉄兵などが挙がりました。安定型は変動幅が小さいため、むしろ展示との相関が低く出ることがあります。
| 選手 | 全走数 | 本番平均ST | 本番SD |
|---|---|---|---|
| 片岡雅裕 | 931 | 0.124 | 0.045 |
| 松村敏 | 989 | 0.120 | 0.049 |
| 原田幸哉 | — | 0.112 | 0.053 |
| 菊地孝平 | — | 0.109 | 0.048 |
| 石渡鉄兵 | — | 0.124 | 0.050 |
予想では2種類に分ける
- 展示連動型: 当日の展示STを通常より少し強く反映する
- 本番安定型: 展示が多少悪くても、選手の基準STへ強く戻す
両者をひとつの「スタート力ランキング」にまとめると、何を評価しているのか分からなくなります。連動性と安定性を別々の項目にする方が、選手の特徴を正確に表せます。
選手名は2023年1月〜2026年8月の統計上の特徴です。今後のスタートや着順を保証する評価ではありません。
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