BOAT RACE DATA

展示STは、本番STをどこまで予測できるのか

スタート展示STデータ分析

展示で速かった艇は本番でも速いのか。絶対的な秒数、レース内順位、選手の平均STを約120万件で比べました。

展示で0.01を出した艇は、本番でも速いのか。2023年1月から2026年8月まで、1,197,727件の展示STと本番STを突き合わせました。

秒数同士の相関は、ほぼなかった

0.042展示STと本番STの相関。展示の秒数をそのまま本番の予測値にはしにくい。

展示STを違う見方に変えた結果
見方結果読み方
展示STと本番ST相関0.042秒数の直接利用は難しい
レース平均との差相関0.076相対化で小幅改善
同じ選手内の上下相関0.012当日の変動はほぼ移らない
公表平均STと本番ST相関0.226選手の基準STの方が強い

全体でわずかな相関が出る一因は、普段から速い選手が展示でも本番でも相対的に速いことです。同じ選手の中で展示ごとの上下だけを見ると、相関は0.012まで下がりました。

展示最速には、弱い情報が残る

展示最速艇が本番でも最速になった率は26.7%でした。ランダムなら16.7%なので、同じレース内の順位には弱い情報があります。

  • 展示最速と本番最速が一致: 26.7%
  • 展示上位2艇と本番上位2艇が一致: 37.0%
  • 艇ペアの速い・遅いの順序が一致: 53.4%

「展示最速だから本番も最速」とは言えませんが、完全に無意味でもありません。

展示Fは、本番Fの警報ではなかった

展示の状態別に見た本番F率
展示本番F本番F率
展示正常3,755 / 937,5860.400%
展示F1,004 / 260,1410.386%

展示でFを切った選手ほど本番もFになる、という関係は確認できませんでした。本番では修正していると見る方が自然です。

予想では「順位」と「差」に変える

展示STは秒数を大きく表示するだけでなく、展示順位、レース平均との差、隣接艇との差として補助的に使うのがデータに合います。

基準には選手の過去平均STとF本数を置き、展示STの重みを大きくしすぎない。展示は主役ではなく、最後に加える補正情報です。

中止・返還・出遅れ・異常値を除外した194,602レースが主な分析対象です。相関は因果関係を示しません。

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